2025/05/29投稿者:スタッフ

休日数ってどう見るべき?働きやすさを見極めるポイントとは

転職活動をしていると、求人票に「年間休日120日以上」や「完全週休2日制」など、さまざまな記載を目にすると思います。

 

でも、「休日数が多ければ多いほどいいのか?」「どこまで信じていいの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

このコラムでは、求人票に記載されている「休日数」の正しい見方と、働きやすい職場を見極めるポイントをわかりやすく解説します。

 

 

 

目次
年間休日数って何?

目安は年間休日120日?

有給休暇と休日数は別物

求人票で注意すべき表現

あなたにとっての「ちょうどいい休日数」とは?

まとめ:休日数は“働きやすさ”のヒントのひとつ

 

年間休日数って何?

まず、「年間休日」とは企業が定める1年間の休みの日数のこと。これは、土日祝日や年末年始、夏季休暇などをすべて含んだ日数です。

 

一方で、法律で定められている「法定休日」は最低でも週1回。つまり、年間で52日あれば法的にはOKなのです。

 

企業によっては、この最低ラインに近いところもあれば、年間休日が130日を超えるところもあります。

 

目安は年間休日120日?

日本企業の平均的な年間休日は、業種によって異なりますが、110〜120日程度が一般的な目安です。

 

例えば:

  • IT業界やメーカー → 120日以上が比較的多い
  • 医療業界→110日前後が多い
  • 小売・外食・建設業界 → 100日前後が一般的

 

よく「年間休日120日以上」と聞きますが、これはカレンダー通り(週休2日+祝日)で働いた場合の目安。つまり、土日祝が基本的に休みの会社と考えてよいでしょう。

 

有給休暇と休日数は別物

年間休日が多くても、有給休暇が取りづらい職場もあります。

 

たとえば、年間休日125日でも、有給がほとんど使えなければ、実質的な休みは少なく感じることも。

 

最近は「有給取得率」や「有給取得推奨日」を明記する企業も増えているので、求人票だけでなく、面接や企業ホームページなどで“休みやすさ”の雰囲気もチェックしてみましょう。

 

求人票で注意すべき表現

求人票に出てくる休日の表記、似ているようで意味が違うことがあります。

 

よくある用語の違い:

  • 週休2日制:週に2日休みがある週もあるが、毎週とは限らない
  • 完全週休2日制:毎週必ず2日休み(例:土日休み)
  • 年間休日120日以上:土日+祝日+夏季/年末年始休暇などの合計

 

また、「夏季休暇あり」と書かれていても、実際には有給を使って休む形式の会社もあります。内訳や実態を確認することが大切です。

 

あなたにとっての「ちょうどいい休日数」とは?

たくさん休めるに越したことはありませんが、単に休日数だけで仕事の満足度が決まるわけではありません。

 

例えば:

  • 家庭との両立を重視 → カレンダー通りの休みが取りやすい職場が◎
  • キャリア重視 → 柔軟に働ける環境(平日に有給が取りやすいなど)も重要

 

ライフスタイルや将来のプランによって、「理想の働き方」は人それぞれです。「自分にとって何が大切か」を考えながら、休日数や働き方のバランスを見極めましょう。

 

まとめ:休日数は“働きやすさ”のヒントのひとつ

休日数は、企業の働き方や風土を知るための一つの指標です。

 

ただし、それだけで職場の良し悪しを判断するのは早計です。

 

大切なのは、

  • 実際に休みが取れるかどうか
  • 自分に合った働き方ができるか
  • 面接などでしっかり確認できるか

などを含めて、総合的に判断することです。

 

もし、求人票だけではわからない点があれば、キャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。

 

企業のリアルな情報をもとに、より納得のいく転職を目指しましょう!

 

 

**筆者プロフィール**

株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
栄養士コラムは自身の経験も踏まえ、その他、転職や業界情報などみなさんの役に立つ情報発信を行っていきます。