2026/07/13
介護士の夜勤は本当にお得?4つのメリットと知っておきたいデメリットを解説
「介護士の夜勤は稼げるって本当?」
「夜勤はきついイメージがあるけど、どんなメリットがあるの?」
「自分に夜勤が向いているのか知りたい」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
介護士の夜勤は、夜勤手当による収入アップが期待できるだけでなく、まとまった休みを確保しやすい、スキルアップにつながるなどのメリットがあります。
一方で、生活リズムの乱れや身体的・精神的な負担といったデメリットもあるため、自分に合った働き方かどうかを見極めることが大切です。
この記事では、介護士の夜勤の仕事内容をはじめ、夜勤をするメリット・デメリットについて詳しく解説します。
夜勤を検討している方や、介護職への転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
・介護士の夜勤とは?仕事内容を簡単に解説
・介護士が夜勤をする4つのメリット
・介護士の夜勤で知っておきたい6つのデメリット
・まとめ
介護士の夜勤とは?仕事内容を簡単に解説
介護士の夜勤は、利用者の安否確認や生活介助を中心に行う勤務です。
利用者が就寝している時間帯となるため、一見、業務量が少ないように思われがちですが、責任の大きい業務が多く求められます。
夜勤中の主な仕事内容
夜勤の介護士の主な仕事内容は、以下のような業務になります。
・巡回・安否確認(1~3時間おき)
・排泄介助・おむつ交換(巡回時、ナースコール時など)
・体位交換(2~3時間おきに床ずれの予防)
・記録作成・事務作業(夜間の様子やケア内容の記録)
・緊急・急変時の対応(転倒や体調変化など)
このほかにも、夕食・朝食の介助や就寝介助、起床介助などを行います。
夜勤の勤務時間
介護施設の夜勤は、主に「2交代制」と「3交代制」の2種類に分けられます。
・2交代制
2交代制は、16〜17時頃から翌9〜10時頃まで勤務する、約16時間の夜勤です。
1回の勤務時間は長くなりますが、夜勤明けとその翌日が休みになるケースも多く、まとまった休日を確保しやすいというメリットがあります。また、介護施設の約8〜9割が2交代制を採用しているといわれています。
・3交代制
3交代制は、22〜23時頃から翌7〜8時頃までの約8時間勤務が一般的です。
日勤とほぼ同じ勤務時間であるため身体的な負担を軽減しやすい一方、夜勤回数は2交代制より多くなる傾向があります。
近年では、職員の負担軽減や働きやすい職場づくりを目的として、3交代制を導入する施設も増えています。
介護士が夜勤をする4つのメリット
介護士の夜勤には、「きつい」「大変」といったイメージを持つ人も少なくありません。
しかし、実際には収入面や働き方、スキルアップなど、多くのメリットがあります。
高効率で収入を増やせる
夜勤最大のメリットは、日勤のみの場合と比べて収入アップを目指しやすいことです。
労働基準法では、午後10時から翌午前5時までの勤務に対して、通常賃金の25%以上の深夜割増賃金を支払うことが義務付けられています。
さらに、多くの介護施設では独自の夜勤手当が支給されており、1回あたり4,000〜8,000円程度が相場です。施設によっては1万円以上の手当が支給されることもあります。
年間で見ると数十万円の収入差になることも多いため、効率よく稼ぎたい人にとって大きな魅力といえるでしょう。
プライベートの時間を確保しやすい
夜勤は勤務時間が長い反面、休日や自由時間をまとめて確保しやすい働き方です。
特に2交代制の16時間夜勤では、1回の勤務で2日分働いた扱いになることが多く、夜勤明けと翌日が休みになるケースも少なくありません。そのため、実質的に1日半以上の自由時間を確保できる場合があります。
また、平日の日中に時間を使えるため、役所の手続きや病院の受診、銀行での用事などを済ませやすい点もメリットです。
さらに、夜勤専従として働く場合は出勤日数自体が少なくなるため、副業や資格取得の勉強、通学などと両立しやすい働き方も可能です。
比較的マイペースに働きやすい
夜勤は、日勤と比べて落ち着いた環境で働けることも魅力の一つです。
日中に行われるレクリエーションやリハビリ、入浴介助などの業務がないため、時間に追われる場面は比較的少なくなります。利用者が就寝している時間帯は、巡回やナースコール対応、記録業務が中心となるため、突発的な対応がなければ自分のペースで業務を進めやすいでしょう。
また、夜勤は少人数で勤務することが多く、人間関係によるストレスを感じにくいという声もあります。職員同士のコミュニケーションが苦手な人や、落ち着いた環境で働きたい人にとってはメリットとなるでしょう。
スキルアップやキャリアアップにつながる
夜勤は、介護士としてのスキルを磨く絶好の機会でもあります。
夜間は職員数が限られているため、利用者の体調変化や緊急時に自ら判断しなければならない場面が少なくありません。その経験を積むことで、観察力や判断力、緊急時の対応力などが自然と身につきます。
また、夜勤を含めたすべてのシフトに対応できる介護士は、施設にとって貴重な存在です。経験豊富な人材として評価されやすく、リーダー職や管理職への昇進、転職時のアピールポイントにもなります。
さらに、夜勤ができる介護士は常に需要が高いため、転職市場でも有利になりやすく、より待遇の良い職場を選択できる可能性が広がります。
介護士の夜勤で知っておきたい6つのデメリット
夜勤には収入アップや自由な時間を確保しやすいといったメリットがある一方で、心身への負担や生活面への影響もあります。
夜勤が自分に合った働き方か判断するためにも、事前にデメリットを理解しておきましょう。
生活リズムが乱れやすい
夜勤では、夜に働いて日中に睡眠を取る生活になるため、生活リズムが不規則になりやすい傾向があります。
体内時計が乱れやすくなるため、寝つきが悪くなったり、十分に睡眠を取っても疲れが抜けにくくなったりする場合があります。
身体的な負担が大きい
夜勤は長時間勤務になることが多く、体力的な負担が大きい働き方です。
特に2交代制の場合は、16時間以上勤務するケースもあり、集中力を維持しながら業務を続けなければなりません。
また、暗い中でのおむつ交換や体位変換などの身体介護は腰への負担にもなりやすいという側面もあります。
精神的なプレッシャーが大きい
夜勤は少人数で勤務するため、日勤以上に責任の重さを感じる場面があります。
利用者の急変や転倒などの緊急事態が発生した場合、限られた人数で対応しなければなりません。施設によっては1人体制で夜勤を行うケースもあり、自分で状況を判断しながら対応する必要があります。
そのため、経験が浅いうちは不安や緊張を感じやすく、精神的な負担につながることがあります。
家族や友人と予定を合わせにくい
夜勤中心の働き方になると、周囲の人と生活時間がずれやすくなります。
土日や祝日に休みを取りにくい場合もあるため、家族との外出や友人との予定を合わせづらいと感じることもあるでしょう。
特に子育て中の人や、家族との時間を重視したい人にとっては、働き方とのバランスを考える必要があります。
急な休みを取りにくい場合がある
介護業界は慢性的な人手不足が課題となっているため、職場によっては急な欠勤が難しいケースがあります。
夜勤は日勤以上に代わりの職員を確保しにくいため、自身の体調不良時でも気を遣ってしまう人は少なくありません。
夜勤専従は経験できる業務が限定される
夜勤専従として働く場合、日勤で行われる業務に関わる機会が少なくなります。
例えば、レクリエーションの企画・運営、多職種とのカンファレンス、個別ケアの検討などは主に日中に行われるため、経験を積みにくい場合があります。
まとめ|介護士の夜勤は収入アップとスキル向上を目指す人におすすめ
この記事では、介護士の夜勤勤務におけるメリット・デメリットについて解説しました。
介護士の夜勤には、夜勤手当による収入アップや自由な時間を確保しやすいことなど、多くのメリットがあります。
一方で、生活リズムが乱れやすいことや身体的・精神的な負担が大きいことなど、事前に理解しておきたいデメリットもあります。
そのため、夜勤が向いているかどうかは、自身の体力やライフスタイル、将来のキャリアプランも踏まえて判断することが大切です。
これから介護職への転職や夜勤への挑戦を考えている方は、勤務体制やサポート体制を確認しながら、自分に合った職場選びを進めてみてください。
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株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
栄養士コラムは自身の経験も踏まえ、その他、転職や業界情報などみなさんの役に立つ情報発信を行っていきます。
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