2025/09/25
再就職・転職・スキルアップを目指す方は知っておきたい!求職者支援制度の基礎知識
・転職したいけど、何のスキルもない…
・ブランクが長くて、仕事復帰が不安
・勉強したいけど、生活が心配…
そんな不安を抱える求職者の方に、ぜひ知ってほしいのが「求職者支援制度」です。
この制度を使えば、生活を支えながら無料で職業訓練を受け、再就職・スキルアップを目指すことができます。
求職者支援制度とは?
求職者支援制度の対象者
制度活用の要件
主な訓練コース
まとめ
求職者支援制度とは?
求職者支援制度とは、厚生労働省が実施している再就職・転職・スキルアップを目指す人のための支援制度です。
条件を満たせば、
- 月10万円の生活支援給付金を受けながら
- 無料で職業訓練を受講できます。
もし給付金の条件に当てはまらなくても、訓練そのものは誰でも無料で受講可能。
「勉強したい」「働くための準備がしたい」と思ったら、まずは条件をチェックしてみましょう。
生活の支えになりつつ、未来への一歩が踏み出せるチャンスです。
求職者支援制度の対象者
制度の対象者は以下の通りです。
【給付金を受けながら訓練を受けられる方】
- 雇用保険に入っていなかった離職者
- 自営業やフリーランスを廃業した方
- 雇用保険の受給が終わった方
- パート勤務などで収入が一定額以下の方(正社員転職を目指す方)
【給付金は受けられないが、訓練は無料で受講できる方】
- 同居家族に収入がある方(例:親と同居の未就職者)
- 一定の収入がある方(例:副業・フリーランスなど)
制度活用の要件
この制度を活用するには、以下の条件を満たす必要があります。
<職業訓練を無料で受けるためには>
- ハローワークに求職登録していること
- 雇用保険に入っていない、または受給が終了していること
- 働く意志と能力があること
- ハローワークが訓練の必要性を認めていること
<月10万円の給付金を受けるためには(主な条件)>
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯収入が月30万円以下
- 世帯の金融資産が300万円以下
- 住んでいる場所以外に不動産を持っていない
- 訓練に全日程出席できること
※詳細な要件はハローワークでの確認が必要です。
主な訓練コース
受講可能な訓練コースは以下のようなものがあります。
・【基礎】ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など
・【IT】WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科など
・【営業・販売・事務】OA経理事務科、営業販売科など
・【医療事務】医療・介護事務科・調剤事務科など
・【介護福祉】介護職員初任者研修科、介護職員実務者研修科など
・【デザイン】広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など
・【その他】3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など
訓練期間は2~6ヶ月ほどです。
まとめ
求職者支援制度は、「これから新しいことに挑戦したい」という方の背中をそっと押してくれる制度です。
生活の不安を軽減しながら、就職に役立つスキルを身につけることができます。
「こんな制度があるんだ」と、まずは知っておくだけでも大きな一歩です。
気になった方は、ぜひお近くのハローワークで相談してみてください。
参考文献
株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
栄養士コラムは自身の経験も踏まえ、その他、転職や業界情報などみなさんの役に立つ情報発信を行っていきます。
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