2025/12/17投稿者:スタッフ

他職種から見た看護師のすごいところ7選!

医療の現場で働いていると、「看護師さんって本当にすごい…!」と感じる瞬間が何度もあります。

 

私自身、管理栄養士としてさまざまな職種と関わっていましたが、その中でも看護師は患者さんに最も近い存在であり、チーム医療を支える“中心軸”のような存在です。

 

同じ医療従事者だからこそ見える「看護師のすごさ」は、たくさんあります。

 

そこで今回は、医療従事者が日頃から感じている

「他職種から見た看護師のすごいところ10選」

を紹介します。

 

他職種からの視点という違った角度から、看護師という専門職の魅力を改めて感じてもらえたら幸いです。

 

看護師のすごいところ7選

観察力が圧倒的に高い

看護師さんのすごさとしてまず挙げたいのが、圧倒的な“観察力”です。

患者さんの表情・声のトーン・体位・皮膚の色・食事の進み具合…など、小さな変化を見逃しません。

 

管理栄養士として病棟を回っていると、

「昨日より食欲が落ちている気がする」

「今の食事が少し食べにくそう」

「退院後の食事に不安があるみたい」

など、看護師さんから声をかけてもらうことがよくありました。

 

実際に患者さんにお話しを伺うと、その“気づき”が的中していることも多く、看護師さんの観察力がどれだけ患者さんの安全を守っているかを実感します。

 

患者さんに最も長く寄り添う看護師さんだからこそできる、他職種には真似できない洞察力です。



コミュニケーション能力の高さ

看護師さんと関わっていて感じるのは、患者さんとのコミュニケーションがとても上手だということです。

体調のことはもちろん、生活の悩みやちょっとした不安まで、患者さんが話しやすい雰囲気を自然につくっています。

 

管理栄養士として相談に入るときも、看護師さんが事前に情報をまとめてくれていたり、患者さんが話しやすいように場を整えてくれていたりと、何度も助けられました。

 

こうしたやり取りがあることで、より患者さんに合った支援がしやすくなり、チームとしての連携もスムーズになります。

 

 

多重業務を回すスケジュール管理力

看護師さんを見ていて本当にすごいと感じるのが、忙しい中でも多くの業務を整理して、うまく回しているところです。

点滴、処置、記録、患者さん対応、他職種との連絡など、常にいくつものタスクが同時進行しているのに、優先順位を判断しながら丁寧に対応していく姿は見習うところが多いです。

 

管理栄養士として病棟に伺うときも、看護師さんは「今なら大丈夫ですよ」「あとでこのタイミングで来てもらえると助かります」と、現場の流れを把握したうえで調整してくれます。

そのおかげで、私たちも患者さんの状態に合わせて無理なく相談を進めることができます。

 

医療現場が大きく滞らないのは、こうした細やかな調整力と段取りの良さがあるからだと感じます。

 

 

精神的なタフさ

看護師さんと関わっていると、精神的にとてもタフだなと感じる場面が多くあります。

 

日々、急な対応が必要になることもありますし、患者さんやご家族の不安と向き合うことも少なくありません。

それでも、気持ちを切り替えながら落ち着いて対応している姿には、本当に頭が下がります。

 

管理栄養士として患者さんと関わる中で、時には患者さんに強く当たられることもあり、落ち込むことがあります。しかし、看護師さんはこうした場面に慣れていて、「大丈夫」と声をかけて励ましてくれることが多く、とても心強く感じます。

 

大変な状況でも前向きにケアを続けられるこの精神的な強さは、看護師さんの大きな魅力のひとつだと感じています。

 

 

患者に寄り添う深い共感力

看護師さんの大きな魅力のひとつが、患者さんの気持ちに寄り添う共感力です。

体調や治療だけでなく、生活の不安や心のつらさにも気づき、言葉や態度で安心感を与えています。

そうした場面を見ると、私も管理栄養士として、もっと患者さんに寄り添い、共感を持って支えていく必要があると改めて学ばされます。

 

異職種との連携力

看護師さんは、医師、薬剤師、リハビリスタッフ、管理栄養士など、さまざまな職種と常に連携を取りながら働いています。

患者さんの状態や治療方針を把握しつつ、それぞれの職種が動きやすいように情報を整理して伝えてくれるため、チーム全体がスムーズに動くことができます。

 

他の職種からは意見を伝えにくい医師に対しても、しっかりと意見を伝えている姿を見ると、とてもかっこいいと感じることがよくあります。

 

こうした連携力は、患者さんにとってもチームにとっても大きな安心につながっていると感じます。

 

技術の幅が広く、常にアップデートしている

看護師さんは、採血や点滴、処置、機器の操作、ケア技術など、幅広い技術を日々駆使しています。

医療は常に進化しているため、新しい知識や技術を学び続け、現場に取り入れている姿勢も印象的です。

 

技術の幅が広く、常に学び続けている看護師さんの姿を見ると、専門職としてのプロ意識を強く感じます。

 

まとめ:看護師の存在は医療チームの大きな支え

今回紹介した7つのポイントからもわかるように、看護師さんは観察力やコミュニケーション力、精神的な強さ、技術力など、さまざまな面で医療現場を支えています。

 

患者さんに寄り添い、チーム全体を調整しながら、日々学び続けるその姿は、本当に尊敬します。

 

私たちも、そんな看護師さんのプロフェッショナルな働きぶりに感謝しながら、一緒にチーム医療を支えていきたいですね。

 

弊社では看護師さんの求人もご紹介しています。

 

気になる求人があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

**筆者プロフィール**

株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
栄養士コラムは自身の経験も踏まえ、その他、転職や業界情報などみなさんの役に立つ情報発信を行っていきます。