2024/11/15
管理栄養士の仕事のやりがいとは?実務を通して感じた3つのやりがい
管理栄養士は、食事や栄養に関する専門知識を活かし、
人々の健康を支える重要な役割を担っています。
病院や福祉施設、学校、企業など、多岐にわたる場面で活躍していますが、
単に食事の計画を立てるだけでなく、
患者さんの生活習慣を改善し、健康の維持・向上に貢献しています。
そんな管理栄養士の仕事には、多くのやりがいが詰まっています。
今回は、管理栄養士として感じるやりがいについて、
実際の経験を交えながら紹介します。
管理栄養士のやりがい3つ
- 栄養指導で患者さんの健康維持に関与できる
- 立てた献立について喜んでもらえる
- 料理をおいしいと言ってもらえる・完食してもらえる
1. 栄養指導で患者さんの健康維持に関与できる
栄養指導を通じて患者さんの健康維持に貢献できることは、
管理栄養士としての大きなやりがいです。
栄養指導では、患者さんと直接関わる機会が多いため、
その分やりがいを感じやすいです。
改善点や目標を一緒に考え、患者さんがそれを実践し、
実際に数値が改善したり、維持できたりすると、
喜んでいただけることがとても嬉しいです。
感謝の言葉をいただくと、自分が少しでもお手伝いできたことを実感し、
心から嬉しく思います。
もちろん、改善の成果は患者さん自身の努力によるものですが、
そのサポートを少しでもできたことが自分にとって大きな励みとなり、
やりがいを感じます。
2. 立てた献立について喜んでもらえる
献立作成も管理栄養士の大切な役割であり、
自分が立てた献立について喜んでもらえることは、大きなやりがいの一つです。
特に、新しいメニューを加えたり、行事食を提供する際には
「おいしかった」「よかった」といった声をいただくことが多いです。
新しい献立を取り入れるには、食材選定や試作、栄養価の調整、現場への指導など、
さまざまな工程が必要で、意外と時間がかかります。
しかし、その苦労を乗り越えて作った献立に対して喜んでもらえると、
「頑張ってよかった」と感じ、
次回もさらにおいしい献立を考えようという意欲が湧いてきます。
3. 料理をおいしいと言ってもらえる・完食してもらえる
料理を「おいしい」と言ってもらえたり、完食してもらえることは、
管理栄養士としての大きなやりがいです。
中には感謝の気持ちを込めてお手紙を送ってくださったり、
食札に直接お礼の言葉を書いてくださる患者さんもいらっしゃいます。
また、残食が少ないと、食べてもらえていることが実感できて嬉しいです。
いくら良い献立を立てても、実際に食べてもらわなければ
栄養として取り入れてもらうことはできません。
そのため、言葉でのお礼がなくても、患者さんがしっかり食事を取ってくれることは、
管理栄養士にとって大きなやりがいに繋がります。
まとめ
管理栄養士の仕事には、患者さんの健康をサポートするという大きな使命感とともに、
日々の業務の中で小さな成功や喜びを感じることができるやりがいがあります。
栄養指導や献立作成、食事の提供を通じて、
患者さんの生活が少しでも良くなったと感じられる瞬間は、何よりうれしいです。
管理栄養士として、これからも多くの人々の健康維持に貢献できるよう
努めていきたいと思います。
筆者のプロフィール
株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の正社員勤務11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
栄養士コラムは自身の経験も踏まえ、その他、転職や業界情報などみなさんの役に立つ情報発信を行っていきます。
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