2024/08/30投稿者:スタッフ

旬のモロヘイヤで健康に!栄養満点味噌汁レシピと献立アイデア

こんにちは♪

8月もあっという間に終わり、夏も終盤に差し掛かっていますね。
今回は、まだまだ旬が続く夏の野菜「モロヘイヤ」をご紹介します。

 

モロヘイヤは「王様の野菜」

モロヘイヤは「王様の野菜」とも呼ばれ、旬は6月から9月にかけてです。

原産地はアフリカ東北部から中東にかけての地域で、
特にエジプトでは「王様の野菜」として親しまれています。

この名前は、古代エジプトの王が病に苦しんでいたとき、
モロヘイヤのスープを飲んで回復したという伝説に由来しているそうです。

 

そんなモロヘイヤは、栄養が非常に豊富で、さまざまな栄養素が含まれています。
栄養成分別野菜ランキングでも、以下のように多くの部門で上位にランクインしています。
(可食部100gあたり)

 

  • βカロテン:210,000
  • ビタミンB160.18㎎)
  • ビタミンB220.42㎎)
  • カルシウム:2260㎎)
  • 食物繊維:105.9g

 

その他にも、ビタミンB6・ビタミンK・銅・葉酸・パントテン酸など
も多く含まれています。

 

これらの栄養素をしっかりと摂取するためには、調理法にも工夫が必要です。

モロヘイヤには水溶性の栄養素も多く含まれているため、
茹でるとせっかくの栄養がゆで汁に流れ出てしまいます。

そのため、
茹で汁を活かした料理が、栄養を無駄なく取り入れるのにおすすめです。

 

モロヘイヤを細かくたたいて作るエジプトのスープもありますが、
日本人の馴染みのある味噌汁でモロヘイヤを手軽においしくいただけます!

 

 レシピのご紹介

<モロヘイヤの具だくさん味噌汁>

材料(23人分):
・だし汁・・・400ml
・オクラ・・・2
・モロヘイヤ・・・34
・なめこ・・・1
・人参・・・1/3
・味噌・・・大さじ2
・白ネギ・・・適量

 

作り方:

1.   オクラは輪切り、モロヘイヤは葉のみにする、なめこを洗う、人参は細切りにする

2.   だし汁を沸かし具材を入れる

3.   味噌を溶かす

4.   器に盛り白ネギをちらす

 

 献立のご紹介

 モロヘイヤの具たくさん味噌汁を使った献立を一緒にご紹介

 

献立-----------------------------------

*鶏とごぼうの味噌汁
*刺身
*アボカドとトマトのサラダ
*モロヘイヤの具たくさん味噌汁
*マスカット 
 

栄養価---------------------------------

*エネルギー:639kcal
*たんぱく質:27
*脂質:20
*炭水化物:74
*塩分:4.3
 

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モロヘイヤ・オクラ・なめこを使用したことで
ねばねばが楽しめるお味噌汁です。

モロヘイヤやオクラなどの粘りの粘り気のある野菜は、
昔から滋養強壮効果が期待でき、
夏バテ防止に良いとされています。

粘り気のもとである食物繊維のペクチンは、
便通を促し、
腸内環境を整えてくれる効果もあります。

 

まだ夏の暑さが続くので、夏バテ防止にも取り入れたい食材です。

 

 

 

忙しい毎日の中でバランスの良い食事をつくるのは大変ですよね。

すこしでも参考になれば嬉しいです。

 

 

参考文献

栄養成分別野菜ランキング|独立行政法人 農畜産業振興機構

夏バテを防止するのは?|農林水産省

 

筆者のプロフィール

株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
管理栄養士の正社員勤務11
栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
これからは、少しずつですが身近な旬の食材を使った簡単レシピをご紹介していきます
コンセプトは、これまで携わってきた健康的な病院や福祉施設の献立をイメージしています。
食材は予算を考慮し、簡単な工程を意識した内容です。
お時間があるときに、ぜひ少しだけ立ち寄ってくださいね