2024/12/06
寒ブリを使ったぶり大根の献立をご紹介♪
こんにちは!
今回は、旬のぶりを使った献立をご紹介します。
たんぱく質:32.6g
脂質:20.7g
炭水化物:96.7g
塩分:3.1g
この献立では、以下の旬の食材を使用しました♪
ぶり、大根、長芋、ほうれん草、サツマイモ、みかん
レシピのご紹介
献立に使用した、寒い冬に食べたい「ぶり大根」のレシピをご紹介します。
- ぶり・・・3切
- 大根・・・20cm程度
- ★水・・・180g
- ★しょうゆ・・・大さじ2
- ★みりん・・・大さじ2
- ★砂糖・・・大さじ1
- ★おろしショウガ・・・大さじ1/2
- ★顆粒和風だし・・・小さじ1
- ぶりは半分に切り、沸騰したお湯にさっとくぐらせ、生臭さをとる
- 大根は2cm程の半月切りにし、米のとぎ汁で10分程度茹でて、軽く洗う
- 鍋に★を入れ、煮立ったらぶり・大根を加える
- 落し蓋をして中火で20分ほど煮込む
ぶりの栄養について
今回の献立に使用したぶりについてご紹介します。ぶりは養殖が盛んで、1年を通して手に入りやすい魚ですが、特に天然のぶりが美味しくなるのは冬の12月から2月にかけてです。
この時期のぶりは「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのっており、その濃厚でジューシーな味わいが特徴です。寒ブリの脂肪分は特に豊富で、食べ応えがあり、冬の寒さにぴったりの栄養満点な食材です。
ぶりの栄養で特に注目したいのは、以下の3つの栄養素です。
タンパク質
ぶりには良質なタンパク質が豊富に含まれています。「良質なたんぱく質」とは、アミノ酸がバランス良く含まれており、体内で効率的に利用されるものです。
これにより、余分な老廃物が少なく、体内での利用がスムーズに行われます。
脂質(特にDHA・EPA)
ぶりには豊富な脂質が含まれていますが、特にDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は注目すべき栄養素です。
これらの成分は、血圧の低下や血清中性脂肪の減少、さらには虚血性心疾患や脳梗塞予防効果があることが確認されています。
生活習慣病が気になる方にとっては、積極的に摂取したい栄養素です。
ビタミン(A・B1・B2・D)
ぶりにはビタミンAやB1、B2、Dが豊富に含まれており、これらは免疫力の強化、皮膚や視力の健康維持、さらには骨の健康をサポートする重要な役割を果たします。
特に冬の乾燥した季節には、肌や体調の調整に役立つビタミンが多く含まれているため、積極的に摂取したい食材です。
***
このように、ぶりは栄養価が高く、健康に非常に優れた食材です。
今が旬の寒ブリは、脂ののりがよく、栄養満点で美味しい季節ですので、ぜひ日常の食事に取り入れて、健康的な食生活を楽しみましょう。
レシピや献立が、お役に立てればうれしいです♪
- ぶり大根 鹿児島県|農林水産省
- 良質なたんぱく質とは? 【低栄養予防】|国立研究開発法人 国立長寿医療センター
- コツと科学の調理辞典 第3版|医歯薬出版株式会社
- 八訂食品成分表2024資料編|女子栄養大学出版部
株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
これからは、少しずつですが身近な旬の食材を使った簡単レシピをご紹介していきます♪
コンセプトは、これまで携わってきた健康的な病院や福祉施設の献立をイメージしています。
食材は予算を考慮し、簡単な工程を意識した内容です。お時間があるときに、ぜひ少しだけ立ち寄ってくださいね♪
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