2025/02/07
栄養豊富な海のミルク「牡蠣めし」の献立・レシピをご紹介♪
こんにちは!
今回は、今が旬の牡蠣を使った献立をご紹介します。
たんぱく質:23.9g
脂質:19.5g
炭水化物:79.1g
塩分:3.3g
この献立では、以下の旬の食材を使用しました♪
牡蠣、さば、長芋、大根、みかん
レシピのご紹介
献立に使用した、「牡蠣めし」のレシピをご紹介します。
- 牡蠣・・・300g
- 米・・・3合
- 生姜・・・40g
- ★だし汁・・・200ml
- ★しょうゆ・・・大さじ2
- ★みりん・・・大さじ1
- ★酒・・・大さじ1
- 牡蠣は3回振り洗いをし、ザルで水気を切ります。
- 生姜はみじん切りにします。
- 鍋に★の調味料を入れて沸騰させたら、生姜と牡蠣を加え、3~4分ほど煮ます。その後、ザルで煮汁と具を分けます。
- 炊飯釜に研いだお米と煮汁を入れ、3合の目盛りに合わせて水を加えます。そのまま通常通り炊飯します。
- 炊きあがったら全体をよく混ぜて完成です。
牡蠣の旬はいつ?
牡蠣の旬は主に冬から春にかけてで、特に11月から3月が最も美味しい時期と言われています。
この時期の牡蠣は、冷たい海水で育ち、身が締まり、旨味が増しているため、食べる価値が高いです。
また、牡蠣の旬を過ぎると、産卵期に向けて味が淡泊になりがちなので、旬の牡蠣は是非この時期に楽しむのがおすすめです。
牡蠣の栄養
牡蠣は別名「海のミルク」と称されるほど、栄養素が豊富です。
特に注目すべき栄養素は以下の通りです。
このように様々な栄養素が豊富に含まれています。
牡蠣とノロウイルス
牡蠣を食べる際に注意すべき点のひとつが、ノロウイルスによる食中毒です。
ノロウイルスは海水中に存在しており、牡蠣などの貝類がそのウイルスを体内に取り込むことがあります。
牡蠣はフィルターを使って海水をろ過し、餌を取るため、その過程で海水に含まれるウイルスを集めてしまうのです。
ノロウイルスに感染すると、急性の胃腸炎を引き起こし、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が現れます。
ノロウイルスは非常に感染力が強いため、特に注意が必要です。
生牡蠣を食べる際にはリスクが高まりますが、加熱することでウイルスは死滅します。予防のためには、十分に加熱して食べることが重要です。
加熱する際の目安としては、85~90℃で90秒以上。
これは大量調理施設の衛生管理マニュアルにも記載されている方法です。
牡蠣を食べる際には、できるだけ加熱して食べることをおすすめします。
とはいえ、どうしても生牡蠣を楽しみたい場合は、信頼できる業者から購入し、衛生管理が徹底されていることを確認することが大切です。
また、牡蠣は新鮮なうちに早めに食べることで、リスクを減らすことができます。
調理による栄養の損失
牡蠣は栄養が豊富な食材ですが、加熱調理の際に一部の栄養素が失われることがあります。
特に、タウリンや水溶性ビタミンは水に溶け出しやすいため、汁ごと食べられる鍋物やスープで調理すると、栄養を無駄にせずしっかり摂取できます。
今回ご紹介した牡蠣めしは、栄養を逃さず、かつ食べやすい牡蠣の調理法のひとつです。ぜひ、試してみてくださいね。
***
レシピや献立が参考になれば嬉しいです。
- 牡蠣生産地の若年者における牡蠣類の特徴の認知度調査
- 亜鉛[サプリメント・ビタミン・ミネラル - 一般]|厚生労働省eJIM
- 鉄 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
- マグネシウム | e-ヘルスネット(厚生労働省)
- たんぱく質 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
- ビタミンB12[サプリメント・ビタミン・ミネラル-一般]|厚生労働省eJIM
株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)
▼管理栄養士の現場経験11年
▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6年
これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。
これからは、少しずつですが身近な旬の食材を使った簡単レシピをご紹介していきます♪
コンセプトは、これまで携わってきた健康的な病院や福祉施設の献立をイメージしています。
食材は予算を考慮し、簡単な工程を意識した内容です。お時間があるときに、ぜひ少しだけ立ち寄ってくださいね♪
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